マイクロケラトームとは

マイクロケラトームとは、レーシックの手術で、フラップ(ふた)を作る際に使われる小型のカンナのような機器です。

マイクロケラトームのヘッドにはブレード(金属製の刃)が取りつけられており、そのブレードが高速で往復運動した状態でヘッドが動いてフラップが作られます。

ブレードは、2009年に感染症が社会問題になって以降、基本的に1人1枚の使い捨てになっています。

マイクロケラトームを使う術式は、レーザーでフラップを作成する術式に比べ医師の技術が結果に出やすい術式です。

また、作成されるフラップは通常130~160μm(0.13~0.16mm)の厚さで、これはレーザーでフラップを作る場合(90~110μm)より厚いため、より深く角膜を除去する必要がある重度の近視の方や、角膜が元々薄い方はこの術式を選択できないことがあります。

しかし最近では、110ミクロンや90ミクロンのヘッドが登場し、レーザーを使用したレーシックと同じぐらいのフラップの厚さとすることが可能となっています。

日本でよく使用されているマイクロケラトームは、日本のニデック社製の「MK-2000L」と仏モリア社製の「M2」があります。
欧米人と日本人とでは眼のサイズが違うため、欧米の主流の機器とは異なります。

マイクロケラトームによる手術のメリット

・イントラレーザーで使う機器(5000万円以上)に比べ安価(500~1000万円)であるため、手術費用が安くて済む
・フラップ作成にかかる時間が短いため、眼球への負荷が小さい
・フラップ作成にレーザー照射が伴わないため、術後の炎症が抑えられる
・術後角膜の透明度が良好
・フラップが接着するまでの時間が短い
・角膜に対するストレスが少ない

マイクロケラトームによる手術のデメリット

・医師側の経験と技術が求められる
・見え方の質がやや低下する
・-10D(ディオプター)までしか治療できないため、最強度近視の治療ができない
・フラップ周辺の断面が斜めになるため、衝撃でフラップがズレたり、皺になる可能性がある
・ブレードの往復によりフラップ面に細かい無数のスジがつくことで、ウォッシュボード(洗濯板)エフェクトと呼ばれる、夜間のコントラスト低下やハロなどの現象が現れやすい
・フラップの厚さを一定にするため強い吸引が必要で網膜などへの負担が大きい
・潤滑のための蒸留水を使うため術後2日くらいは浮腫による光の滲みが出ることがある

カテゴリー: レーシック関連用語

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管理人


管理人のシンジです。 昨年の夏、数年来先延ばしにしていたレーシックを受けました。 手術の前に1週間ほどメガネ生活を送るのが嫌だったのが先延ばしにしていた理由ですが、もっと早く受けておけばよかったと思いました。 自分自身もどの病院でレーシックを受けようか悩んだので、このサイトが少しでもこれからレーシックを受ける方の役に立てばいいなと思っています。